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夢の残り香~日劇ミュージックホールの文学誌

「日劇」の記憶

今日(2015/3/24)の朝日新聞が、TOHOシネマズは東京・日比谷地区に都内最大級のシネコンを建設する予定で、2018年の開業に合わせ、近隣のTOHOシネマズ日劇とシャンテを閉館すると報じている。したがって戦前から有楽町のランドマークとして知られてきた「日劇」の名前が消えることになりそうだとのこと。
記者は「日劇」といってもピンとこない若い人たちが多くいるにちがいないと考えたのだろう、そのあとに以下のようにご丁寧な解説をつけてくれている。

〈「日劇」は日本劇場の略称。1933年に開場し、映画の話題作を上映する一方で、併設された日劇ミュージックホールでは日劇ダンシングチームのレビューやロカビリー全盛期のウエスタン・カーニバルなどが人気を集めた。〉

本ブログの読者は、これが大劇場と小劇場(ミュージックホール)を取り違えた噴飯ものの説明であるのはおわかりだろう。名前が消える以前に、かつて日劇と隣り合わせに建っていた朝日新聞(写真手前)にしてすでにこの劇場は霧の彼方にかすみゆく存在どころの話ではなくなっている。
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by yumenonokoriga | 2015-03-24 09:16 | 日劇ミュージックホールの文学誌

いまはない日劇ミュージックホールをめぐるコラムです。

by yumenonokoriga
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