閉幕のごあいさつ

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 「夢の残り香~日劇ミュージックホールの文学誌」のさいしょの記事は「日劇ミュージックホールは東大大学院!?」でした。日付は二0一二年一月一日。
 筆者がミュージックホールによく出向くきっかけとなった舞台は一九七二年一、二月公演「すべて乳房からはじまる」でしたから、はからずも四十年ののちにこのブログをはじめたことになります。
 以後は原則五日ごとに更新して、二年と八か月書き継ぎ、今回のごあいさつで百九十回を数えます。ようやく手許にある資料、文献を素材に書ききった感があり、ここで閉じることとしました。折しもことしはミュージックホールが閉幕して三十年の節目の年にあたっています。
 退職したあとにやっておきたい課題のひとつをまがりなりに済ませて、いまはほっとしているところです。
はじめはミュージックホール関係の資料の整理を兼ねて百篇ほどのコラムになるのかなと予想していたのですが、案に相違してずいぶんと膨らみました。書いているうちに新たなテーマにたどり着いたり発見があったりしたこともありますが、なによりも読者の方々からのご教示ならびに資料や文献の紹介の賜物と感謝しています。
とりわけかつて関根庸子の名でミュージックホールに出演した作家の森泉笙子さんの面識を得て丸尾長顕と深沢七郎についてお話をうかがったのはありがたく、また貴重な機会となりました。さらに小浜奈々子、松永てるほ、岬マコさんとお会いする機会があり、そのご縁でこの六月十五日に催されたNMHOG会にも出席させていただきました。いずれもこのような出会いがあろうとは想像すらしていませんでしたので、驚きとともに、さいわいこれに過ぎるものはないとの思いを実感しました。そしてフィナーレをOG会の記事で飾れたことを嬉しくまたありがたく思っています。
読者ならびに本ブログを支えてくださった方々にあらためて感謝申し上げます。
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by yumenonokoriga | 2014-09-05 08:48 | 日劇ミュージックホールの文学誌 | Comments(6)