人気ブログランキング |

2012年 06月 25日 ( 1 )

朱雀さぎりと小浜奈々子

a0248606_11271839.jpg
 朱雀さぎりと小浜奈々子との血縁関係について、石崎勝久『裸の女神たち』にはおばと姪とあり、他方『theNichigeki Music Hall』には従姉妹どうしとあります。とりあえず東宝による「正史」として後者の記述により本欄では従姉妹としました。
 この問題について先日、コメントを寄せていただいた秋山様に連絡をとりましたところ、同氏も御自身の知見をもとに二人は従姉妹との見解でした。
 ところで「小松崎茂作品を中心に昭和の雑誌文化を支えた挿し絵画家たちの絵を展示する」「昭和ロマン館」館長根本圭介氏にこのことに触れた記事があります。「忘れ得ぬ人びと 人生一期一会(22) 日劇MHのトップスター小浜奈々子さん」がそれで「WEB松戸よみうり」にあります。
 執筆の日付を欠くのが残念ですが、ここには小浜奈々子(本名森井=渡辺歌子)さんのデビューや引退後の結婚のいきさつをはじめ平成十七年八月に御主人渡辺裕之さんを亡くされたこと、また、余暇にフラダンス教室を開いて忙しく過ごしているといった近況が紹介されています。
 朱雀さぎりとの関係については以下のとおりです。
〈裕福な家に生まれながら、父の死で生活が一転した小浜さんはまじめで身持ちも固く、徐々にスター街道をのぼって行った。その小浜さんの楽屋に中学に通っていた妹さんが、弁当を届けに来たり、まめまめしくお茶を入れたりしていた。これが後に西崎ぼたんという芸名で同じ舞台に立つようになる。更に小浜さんの姪の女の子も舞台に出たいと言いだし、この姪は両親を早く亡くして小浜さんの家にひきとられて苦労した少女時代を過ごしてきた。この少女が後の朱雀さぎりとなり、看板スターとなる〉。
 見られるようにここで根本氏はおばと姪の関係として記述しています。
 気の向くままにあれやこれや、主としてふるほんの活字を通して日劇ミュージックホールの残り香を訪ねあるいている本欄としても、どちらかに断言できればと思うのですが、いまのところ決定的資料を持ちあわせていないのが現状で隔靴掻痒の気分はまぬがれません。上記の根本氏の記事、とりあえずひとつの資料として載せておきます。
 小浜奈々子さんの証言があればこの問題は決着するのですが・・・・・・。
(写真は『theNichigeki Music Hall』より)

by yumenonokoriga | 2012-06-25 06:56 | 日劇ミュージックホールの文学誌 | Comments(1)