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2016年 05月 16日 ( 1 )

蜷川幸雄氏の訃報

 五月十二日蜷川幸雄氏が亡くなった。享年八十歳。
 わたしが小中学生のころは、脇役としてテレビや映画でよく見かける顔だった。といってもその名前は知らず、のちに演出家として有名になったとき写真を見て、この人だったかとあらためて蜷川幸雄と知った。
 演出家としてはアングラ、小劇場運動の盛んだった六十年代後半にデビュー、やがて大劇場へ進出、日本を代表する演出家として海外でも高い評価を得た。
 演出した作品は日本の戯曲からシェークスピアまで延べおよそ三百にのぼる。そのなかのひとつに日劇ミュージックホールでの「’82エロティカル序曲」(昭和57年12月30日~昭和58年2月28日)の演出があり、浅茅けいこ、大山節子、ジャンボ久世、朝比奈れい花たちが出演している。写真はそのときの舞台写真。
 日比谷へ移転してからミュージックホールの集客力は落ちてしまったが、この公演は大ヒットで、マスコミの扱いも大きかった。
 稀代の演出家が一度だけ手がけたミュージックホールの舞台をささやかな記念として書きとめておくとともに、ご冥福をお祈りしたい。
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by yumenonokoriga | 2016-05-16 09:43 | 日劇ミュージックホールの文学誌 | Comments(0)